リーダブルコードを読ませていただいたので

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)

といっても、読んだのは随分前です。だけども読ませていただいたからには感想をどこかに載せるべきだと思うので。

本は、実践するのは難しいかもしれないことを、どうすればいいかわかりやすく書かれていて、これやってみようかな、と思う内容でした。名前の付け方とかのコードの「見た目」の話から始まって、ifはこういう時に使う、というようないかにわかりやすい構造にするか、という話で、色んな方面から「リーダブル(=わかりやすさ)」にするにはどうするか、を説明されている印象でした。
1つ1つの問題ごとにこの流れを丁寧に、だけど簡潔に行っていて、すらすら読みやすい。一つ一つの問題も具体的なので、こういうコードあったら確かにこうしたほうがいいな、と理解しやすかったです。原理原則の説明の後に具体例がたくさんあったので、さらに理解しやすかったように思います。
あと個人的には、コードにコメントを残すな、というのを昔誰かに教わって以来あまりコメントをコードに書いてこなかったのですが、本書を読んでからコメントを残すのに抵抗がなくなった気がします。心なしか。こういうことをコメントに書くのか! と手本を見せてもらったような感じです。
とはいえ、実際にコードを書いて読みやすくできるようになるには、本書を読むだけでなくて他の人に見てもらって添削してもらわないと無理な気もします。まあ読みやすいコードというのは自分以外の人にも読みやすいという意味だから、本書を読んで知識を入れたら他人にコードを読んでもらえる場所で実践して身につける、といった流れが一番の近道だと思います。それこそ解説のやり方を実践するとか!
ついさっき自分が書いたコードが読みやすいのは当たり前ですからね*1。そのコードを他人が、もしくは数日後の自分が読みやすいか、を考えてコードを書くことをがんばりたいと思います。


あと、原著を本書を読む前に読んだのですが、原著の英語も難しくないので読みやすいです。英語の勉強とか英語でコード内にコメント書くときの参考になると思います。こちらには日本語訳についている解説はないですが……。


The Art of Readable Code: Simple and Practical Techniques for Writing Better Code

The Art of Readable Code: Simple and Practical Techniques for Writing Better Code

*1:日本語の文章でもそうですね